中和法を使った洗顔石鹸の作り方レシピ
洗顔石鹸を手作りしようと考える方も多くなっているようです。
固形タイプの石鹸なんですが、石鹸の作り方にはいくつかの種類があるんですが、中和法が一番簡単な方法です。
油脂を脂肪酸とグリセリンに分けて、脂肪酸だけをアルカリと反応させて作るのですが、短時間で石鹸を作る事ができるので、市販されている石鹸のほとんどは、この方法で作られています。
用意するもの
- ステンレス製の鍋
- ステンレス製のスプーン
- 石鹸の形を作る容器(タッパーなど)
- 計量器
- 温度計
- 泡立て器
- 古新聞
- 空き瓶(耐熱性)
- ボール
- ゴム手袋
- 苛性ソーダを計量する瓶や紙
手作り石鹸の材料
- 苛性ソーダ(57g)
- 精製水(175g)
- オリーブオイルなどの油脂(500g)
※苛性ソーダを使うので、肌に触れたり、吸い込んでしまったりしないように気を付けてください。
①換気の良い場所に、新聞紙を敷き、薬品が床などに散乱しないようにします。
②苛性ソーダの計量をします。
油脂の種類によって使用する分量は異なりますので、鹸化価をチェックし、オリーブオイルに必要な苛性ソーダ量を計量します。
③水溶液を作ります。
耐熱性のある瓶に精製水175gを入れ、苛性ソーダ57gを入れて溶かし、冷水を張ったボールに瓶を浸し、温度を図りながら40度ぐらいに冷やします。
※苛性ソーダを入れると水の温度が上昇し、かなり高温になりますので、ヤケドしないように注意してください。
④混合する
油を正確に計量して、弱火で40度まで加熱します。
苛性ソーダの水溶液と同じ温度まで加熱し、油と苛性ソーダ水溶液を混ぜ合わせます。
⑤かきまぜる
泡立て器を使って20分ぐらいかきまぜます。
油と苛性ソーダが化学反応を起こして鹸化します。
(泡立て器でかきまぜるとうっすら混ぜ跡(トレース)ができるまで行う)
※オリーブオイル使用時は時間がかかります。
⑥型入れ
トレースができた状態の溶液を石鹸作りの型となるタッパ-に流し入れます。
⑦熟成
タッパーに入れた溶液は保温します。
タオルなどにくるんで24時間熟成。
⑧乾燥
24時間の熟成が終わったら容器から取り出し、使いやすい大きさに切ります。
一ヶ月ほど風通しのいい日陰で乾燥させて鹸化を進行させ、苛性ソーダのアルカリ物質を低下させて出来上がりです。
油はオリーブ・パーム・ココナッツ・キャノーラ油・コーン油・牛脂・ラードなどを使う事ができるのですが、保湿効果があるものを使うのがオススメなので、自分の肌にピッタリの洗顔石鹸を手作りしてみるのもいいですね。